2013年6月2日日曜日

風曜日奮闘記その(7)「夢は摩周湖のほとりから」

資金調達作戦(6) ~1998年


NHK大河ドラマ「天・地・人」。
サラリーマン人生と重なって毎回欠かさず見ていました。
それによると作戦が成功する三要素、それは「天の時」「地の利」「人の和」だそうです。
そのことに当時の状況を当てはめてみてみると、
「天の時」とは、高齢化社会の到来が眼前に迫る中、北海道観光にも新たな視点が必要になってきていると認識されていること。
「地の利」とは、北海道は常に人気ナンバーワンの観光地であり、摩周湖のある弟子屈町には多少の地縁があり、知人も多くいること。
「人の和」は不思議なことですが、背中をポンポンと押してくれるような人が次々と現れてきたことです。


 ・・提示された三条件をどのようにクリアーしたか、ですって?

法人格の取得は株式会社より手軽に設立することができる有限会社を設立することにしたのです。手続きも簡単であったし、毎年の株主総会も必要ありません。貯金通帳に300万円のお金があればそれで設立できたのです。その金額が通帳に記載されていれば、見せ金でもよかったのです。

三年以上の経験条件がクリアーできたのは、「人の和」が働いたのかもしれません。ある人から「三木さんには以前から宿泊業を営む親類がいますよね、その人を役員に向かえることで良いのではないでしょうか」との見解が示され、それが採用されたのです。
この条件変更みたいなことは法律用語(?)で「読み替え」という手法だそうです。「なんのことはない拡大解釈ではないのか」と今でも思っていますが、とにかく救いの手がさしのべられたのです。

そして問題は最後の条件である年度末の1999年3月31日までにホテルを完成させなければならないことです。

~あと11ヶ月、やるしかない!!  で、いつやるの? 今でしょう!!~

0 件のコメント:

コメントを投稿