2014年1月19日日曜日

風曜日奮闘記その(14) 「夢は摩周湖のほとりから」


いよいよ風曜日の営業スタート。(1)

と、その前に私供が考えるUDのホテルを紹介したいと思います。
お客様や町の人たちとのふれあいの中から、「驚き」や「感動」を伴った物語が生まれてくるからです。
 
私たちが考えたUDのホテル風曜日とは、行動に一番困難を伴うと考えられる車いす「たま障」の目線で下記の三点を念頭に置き設計したものです。

1、『シンプル』・・・余計な物を置かない、取り付けない。

2、『広いスペース』・・・館内どこにでも自由に行くことができること。

3、『さりげなく』・・・多くの人に快適なホテルライフを楽しんもらうこと。

駐車場から玄関入口、そして館内どこにも段差がありませんので、自由に行くことができます。

 
入口風景です。



フロントは、車いす「たま障」にも使い易く、2段に設計されています。
フロントの様子

ロビーは、館全体の3分の1ぐらいのスペースを割いており、ここで朝・夕の食事を提供します。

広々としたロビー
椅子とテーブルは自由に移動でき、時にはカラオケの会場になったり、ミニコンサートや講演会などを開いたりもしています。







ロビーの左側、壁を隔てたところに家族風呂とコインランドリーがあります。
家族風呂は掘り込み式で、浴用車椅子ごと吊り上げるリフトを装備しています。貸し切制を採用していますので、ファミリー旅行には大変好評です。











館内には3ヶ所の独立したトイレがあります。これらのトイレはレイアウト、手すりの位置や形状、便器の高さ等を違えてありますので、使い易いところを使ってもらっています。従って室内のトイレを含めると4種類のトイレがあります。いづれも車椅子が一回転できるスペースがあります。






ロビーからは真っ直ぐに廊下が続いています。

車いす「たま障」が二人ならんで移動出来るように廊下の幅が185㌢あります。

両サイドに手摺が設置されており、歩行練習にはちょうど良いとのことです。

子供たちが裸足でペタペタと音をたてながら遊び走り回るのは、当館ならではの風景です。


次回に続く

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