2017年11月8日水曜日

展示会を終えて・・。

11月1日から3日間、東京で開催された視覚障がい者向け総合イベント「サイトワールド」への出展を終え、昨日ホテルに帰ってきました。
会場の熱気に圧倒されそうでしたが、多くの人々との出会いに恵まれ、充実した3日間を過ごすことができました。出展社数は40社あまりです。最新のIT技術を活用した製品の紹介がほとんどで、旅行に関する展示は風曜日だけでした。準備した展示物は①役場から借りた防災用ジオラマ地図②UD仲間の作った手作りのてしかが触地図③ネイチャーガイドから借りたカヌー模型④UD活動紹介パンフ⑤鹿のつのやオオワシの羽、などIT技術とは全然関係ないアナグロそのものでした。
「お客様の反応はどうだったか、ですか?」
1日目・2日目は珍しいそうに通り過ぎてしまう人々が多かったのです。
しかし3日目!!。目的を持ってこらるお客様が増え、ついつい説明に熱が入ってしまい、持参したアナグロ展示物が大活躍。
新婚旅行の候補地に、アジアからの留学生の就学旅行に、ある冊子から寄稿依頼ががきたり、様々な団体を紹介されたり、旅行代理店からお誘いの話があったり・・。
「年金5万円で旅行なんか行けるか」とのお叱りを受けたり、もしましたが、
北海道観光の情報を皆さん欲しがっておられることは確かなようです。

展示物飾り付けの様子


説明風景。お客様は大変熱心です。




2017年10月29日日曜日

東京まで営業に・・。

視覚障がい者向け総合イベント「サイトワールド」に出展の機会がおとずれました。
てしかがで取り組んでいる、エコツーリズムによるまちづくりの様子をUDの視点から紹介しょうと思っています。旅行やレジャーに関する出展は少ないとのこと。
何とか役に立てられれば嬉しいです。

・日時:11月1日(水)日本点字の日~3日まで
・場所:すみだ産業会館サンライズホール
URL:http://www.sight-world.com/


2017年10月26日木曜日

フランス帰りのルームキー

ルームキーが返ってきました。先日お泊まりいただいたフランスからのお客様から、返却されてきたのです。
風曜日のルームキーは時々遠くに旅をします。原因はどうやら別れ際の会話にあるようです。お互いの会話に夢中となり、キー返却のことなど忘れてしまうのです。
航空便の封を開けると、簡単なメッセージとラベンダーの花が同封されてます。そして花の香が室内を充満するのです。

お客様の顔を思い出して、ニヤニャしてます。

2017年10月23日月曜日

カボチャのスープはいかが・・。

あっちこっちからカボチャをいただきました。
その数10個以上です。
どれも採れたて、ホクホク、旬の味です。
でも、お客様が少なくなる時期です。
私達二人で食べきれるものではありません。
ではどうするか?

そうだ! 春まで冷凍保存して、パンプキンスープを作って、お客様に旬の味を楽しんでもらおう。と、思って作業を開始いたしました。
きっと美味しいパンプキンスープが出来上がりますよ。
期待してください。





























2017年10月16日月曜日

ある日の出来事

1年に一度、宿泊客が少ない時期に必ずお越し下さるお客様です。
そのお客様から
「どうしたの? 心配しているのよ!!」
「あなた、ブログをちっとも更新していないでしょう!!」
「今回で7回目。母の生きる喜びにもなっているのだから・・」
私「ハイ! 真面目に更新します」と答えた。


気持を入れ替え、がんばります。見ていて下さい。

2017年9月17日日曜日

秋のイベント情報No1

重たい荷をソリに乗せ、大小二つの山を越えて、速さを競う「摩周湖ばんば馬大会」が弟子屈で開催されます。
目の前で展開される人と馬と微妙な駆け引きは、観る人の心を揺さぶることでしょう。
旅の思い出にどうぞご覧ください。
・開催日時:9月24日(日)9時20分競技開始(雨天決行)
・所:摩周輓馬場(当館から車で7分)
・参加料:無料
賞品は味噌や醤油・米など豪華賞品多数・・。
詳細は風曜日までお問合せ下さい。電話 015-482-7111
地方ばんば大会の醍醐味が味わえます。



2017年3月19日日曜日

「冥土の土産・・?」

先日、東京からJRを利用して83歳のおばあちゃんを含むご家族2組5名の宿泊がありました。
おばあちゃんは大変元気で、余計な介護などは無用なようです。

その日は、ものすごくいい天気、春を思わせる陽気です。皆さんが雪遊びから帰った後「せっかくですから」といって摩周湖まで案内することになりました。

摩周湖をバックに私とおばあちゃんとのツーショットを撮っていると、ご家族から冥土の土産ができたとの声が聞こえてきました。
「エッ!!冥土の土産」

夕食前のことです。
おばあちゃんは部屋に置いてある当館の案内文(風曜日名称の由来と摩周湖探訪の案内文の2枚)を持ってこられ「これをコピーして欲しい」といわれたのです。
これも「冥土への土産」かと思うと、嬉しいやら、悲しいやら、寂しいやら。
何といってコピーをお渡ししたか思い出せません。
親愛なるおばあちゃん、いつまでも元気でいて下さい。


2017年3月12日日曜日

小学生UD発表会に出席


先日、UDを学びに来てくれた和琴小学校5・6年生による学習発表会に出席してきました。
PCを活用し、自分の伝えたいポイントに焦点を合わせたプレゼンは、見せ方にも工夫が凝らされ、クイズ形式を交えながらの話の進行は、かなり練習を積んだ様子が伺えます。

参加者はPTAも含めて20名ぐらいでしようか。生徒のプレゼンが終わると、大きな拍手が部屋に響き、地域一体となった小学校への関わりの深さが伝わってきます。
校長先生からは、「小さな学校には、それなりの運営の仕方がある」「地域外の人たちとも交流を図りたいので、機会がればまた訪れて欲しい」との話をいただきました。

子供達との触れ合いにリフレッシュ!     UDの発表ありがとう!!

2017年2月17日金曜日

地元小学生来る!!

屈斜路湖には和琴半島といわれる小さな半島があり、そこでは厳しい冬を乗り越えてミンミンゼミが生息しています。
そんな自然豊かな環境の中、児童数12名、職員数9名の和琴小学校があります。
その小学校の5・6年生3名と先生1名が、UDの勉強に来てくれました。
子供達は地域の人々に見守られながら、毎日元気に過ごしてることが、寒い外で2時間ちかくジーッと待っている車の運転手(おそらく地域のおじさん)の様子でわかります。
UDを学習テーマにあげ、事前学習にも十分な時間を割き、館内案内の際にも熱心にメモをとり、最後には、あらかじめ用意していた一人5問ほどの質問を投げかけてくるのです。
先生からは、地域の人たちを前に、今回の学習成果を発表することになっている、と教えていただきました。どんな発表になるか聞きたいものです。

子供たちにの心に何かが残り、大人になっても一緒にUDのまちづくりが出来ればいいな、と思った一日でした。
たのもしいてしかがの子供たちです。

2017年2月15日水曜日

お客様模様!!

朝食を終えてしばらくたったころ、お客様の大きな笑い声がスタッフルームまで聞こえてきました。。「何事か!」と思って覗いてみると、車いすに乗ったお兄ちゃんのヒゲを,別の家族のお父さんがカミソリを使って丁寧に剃っているではないですか。
お兄ちゃんは満足いっぱいの笑顔を浮かべ、気持よさそうに身を任せています。笑い声はその様子を見ていた周りのお客様からのものだったのです。
その中で一番喜んだのが、お兄ちゃんのお母さんです。上から、下から、斜めから、剃り残しをなくす剃り方に、大感激されたのです。

このお客様はクラブツーリズム(株)ユニバーサル旅行センター主催「杖・車いすで楽しむ旅」というツアーの一行で、札幌の雪まつり、網走の流氷、そして厳冬の摩周湖などをめぐって、最終日に当館に宿泊されました。
たまたま一緒になったツアー参加者同士が、こんなに仲良くなれるものでしょうか?
お客様がフレンドリーな方ばかであるから、とか、添乗員の対応がすばらしかたとか、いろいろ要因はあるかと思いますが、風曜日の宿泊環境がそんなムード作りに少しでも役に立ったのではないかと思うと、こちらも笑顔となるのです。
お兄ちゃん親子と別家族のお父さん,そして添乗員さん。

車いす利用者6名・杖使用者1名 総勢13名の極寒ツアー。

2017年2月3日金曜日

エッ!視察ですか?




1月31日(火)檜山振興局よりUDまちづくり推進責任者2名の視察を受け入れました。
檜山振興局は離島の奥尻町や江差町を含む7町で構成され、北海道新幹線やバリアフリーホテルの開業等を契機に、全町一体となってUDの観光地づくりに取り組んでいる地域です。同じ小さな町のUD観光地づくりとして「てしかがえこまち推進協議会UD部会」の取り組みを参考にしたいとの意向で、移動時間約15時間をかけて弟子屈に来られました。
先方の要望は、
①えこまち推進協議会UD部会の設立経緯や構成メンバー、官と民の連携内容や住民に対
  する啓蒙活動の取り組み状況、
②UD体験ツアーの作り方や現地調査、などです。
「温泉川の足湯」の現地調査

要望に答えるため、関係する団体・個人に声掛けしたとろ、平日にも関わらずUD部会メンバー、観光協会、点字サークル、ネイチャーガイド、役場観光商工課などから14名もの参加がありました。意見交換会では、お互いの悩みや課題などが話し合われ、時間が経つのを忘れたぐらい盛り上がりました。
北海道の南と東にある小さな町のUD観光地づくりです。これからの交流が楽しみです。

意見交換会の様子





2017年1月24日火曜日

大雪とマンゴー

先日、ある会合の余興で、弟子屈産マンゴーをゲットしました。
マンゴーと言えば太陽サンサンの下、たわわに実った南国の果物とのイメージですが、極寒の弟子屈でもマンゴーができるのです。その訳は、マイナス15度の寒さと、85度の温泉を利用したビニールハウスがあるから。
温度差があればあるほど糖度を増し,寒さにさらして生存の危機を感じさせないと、花をつけなマンゴー。それには極寒の地「弟子屈」がベストな土地。
今日は大雪、外には出られません。雪かき作業を終えて、ゆっくり味わっていただこうと思います。
収穫日1月21日、食べごろが1月24日ごろ、糖度15度と書かれた説明書を読みながら、「よくもまぁ私のところへ来てくれました」と愛しささえ覚えるてしかが産マンゴーです。
商品名は「摩周湖の夕日」といいます。


2017年1月22日日曜日

ロングスティへのお誘い!!

この度、風曜日では新たな宿泊環境を整えました。
広大な草原の中、摩周からの風に吹かれながら、静かに過ごすロングスティはいかがですか?
詳細は当館までお尋ねください。(☎115-482-7111、三木まで)
ロビーから見た日の出です。






2017年1月14日土曜日

盲導犬と北海道一人旅 風曜日紀行!!(2)


三木さん夫妻は人のニーズを受け止めて柔軟に対応できる方達だなあと、たびたび感心した。私は、北海道の地図がよくわからないので、自分がいる位置が思い描けなくて残念と話した。すると亨さんは、木の板に北海道の地図を彫って、ピンを刺し、立体の地図を作って、私にそれを触らせながら、旅の行程を説明してくださった。
鳥のブローチづくりの手法が役立っています。

また、2日目からは、「UDプラザ」の皆さんが交代でやってきて、私達を友人のようにサポートしながら、さらにあちこち案内してくださった。弟子屈町では、硫黄山の噴気孔まで徒歩で登ったり、屈斜路湖半で乗馬を楽しんだりした。後ろ側の源流では、ジャスミンとガイドさんと一緒にカヌーに乗り、自分でカヌーをこぎながら原生林の中をゆったりと進んだ。阿寒湖温泉や釧路湿原などの景勝地を観光し、アイヌ文化にもふれた。

「UDプラザ」の皆さんは、年齢も職業もさまざま。得意なことを生かしながら協力しあって、弟子屈町を訪れる障害者の旅のサポートをしている。
最終日、UDメンバーとの交流会風景(フラダンスの講習会)

さまざまな観光客を案内するうちに、お店の人が、入り口の段差にスロープをつけたり、使いづらかった障害者トイレを直したり、街全体のバリアフリーが進みはじめているそうだ。

「UDプラザ」のような活動が全国に広がったら、私達はより自由に旅ができることだろう。私達にとって、旅ができることは、人生に喜びや目標が持てることでもある。地方では、公共交通機関を利用しにくいことなど、様々な理由で障害者が出かけて行きにくく、出かけて行く障害者が少ないために、ますますバリアがなくならない実情がある。だが、地方でも、障害のある観光客を積極的に迎えて案内することで、このように誰もが暮らしやすい町づくりを進められることがわかって、希望を抱いた。

 その後、7月に友人が、私と盲導犬と泊まれる宿を探して近くの温泉地の観光会館に問い合わせた。そして、31軒の宿のうち、半数以上の17軒が補助犬との宿泊を認めていないことを示す、×印だらけの一覧表を受け取った。「身体障害者補助犬法」では、全ての宿泊施設は補助券を拒否してはならないことを規定している。そこで、この温泉地のホテル・旅館連合会で、県の担当者が改めて補助犬法の説明をすることになった。

 しかし、弟子屈町の積極的な取り組みと比べると、いかにも残念だ。現在、障害者や高齢者は人口の3割以上を占める。そのニーズに応えてユニバーサルな観光地づくりを進めることは、観光地を蘇らせることにもなるだろう。北海道の小さな町、弟子屈町のみなさんの取り組みに学べることがあるのではなかろうか。

終わり。







2017年1月13日金曜日

盲導犬と北海道一人旅 風曜日紀行!!(1)

昨年5月14日~17日の4日間、盲導犬を連れた女性の宿泊がありました。盲導犬の名前はジャスミン(女の子)、女性の名前は広沢里枝子さんです。長野県にお住まい方で、地元では長野放送のラジオ・パーソナリティーなどで活躍している、明るく、活動的な方です。
先日、その女性から風曜日滞在の手記が送られてきました。ある冊子に出稿されたもので、本人の了解を得られましたので、全文をブログに紹介します。
1857字の長文の為、2回に分けて紹介します。視覚障害者向けUDツアーに取り組んで3年目。このような評価をいただいた事に、驚きと感動を感じています。

【テーマ】「ジャスミン、明日に向かって歩こう」
 私は、オホーツク海の波の響きを聴きながら、ジャスミンと一緒に貝殻を敷き詰めたような渚を歩いた。冷たい海水に手を浸した時、ジャスミンが、ぱっと飛び退って、次の波が寄せてきたことを伝えたので、私も急いで後ずさりした。

 付き添ってくださっていた「ピュア・フィールド風曜日」の三木和子さんが、私の手をとり、左から右へ大きく動かしながら「左手に網走の街が見えます。前には、このようにオホーツクの海が広がって、はるか向こうには雪を冠った北方の島影が見えます。右手には、知床半島。その向こうには、ここからは見えませんが、太平洋があります」と教えてくださった。和子さんの丁寧な説明を聞きながら、私は、北の海の雄大な風景を思い描いた。
知床半島を遠くに、オホーツク海の雄大さを紹介
これは、今年の5月にジャスミンと北海道へ初めて一人旅をしたときの思い出の一つだ。手つかずの大自然の残る道東を巡る旅だった。

 旅のきっかけは、北海道川上郡弟子屈町に、障害のある旅人も大切に迎えている「ピュア・フィールド風曜日」というユニバーサルデザインのプチホテルがあることを知ったことだった。弟子屈町には、障害者の旅のサポートに取り組む「UDプラザ(てしかがえこまち推進協議会ユニバーサルデザイン部会)」の仲間もいて、観光のサポートもしているとのこと。観光には、観光移動料金がかかるが、自由にプランを組み立てられるので、これなら必要なサポートを受けながら、一人旅ができるのではないかと胸が弾んだ。

 女満別空港に着くと、「風曜日」の三木亨さん、和子さん夫妻が出迎えてくださった。この日、私は、夫妻の車に乗せてもらって、最初に走りに行ってオホーツク海にふれ、藻琴山で満開の芝桜にふれてから、小清水峠を越えて弟子屈町に向かい、摩周湖に行った。
藻琴山 満開の芝桜


2017年1月7日土曜日

新年のスタートです。

あけましておめでとうございます。
年末年始は、ご家族3名の宿泊がありました。しかも6日間の連泊です。
84歳になるお母さまと50歳後半の息子さん(車椅子の利用)、それと近くに勤め先のある娘さんの計3名です。
娘さんが仕事に出かけられた後は、お二人で終日部屋でテレビ観戦です。ただコインランドリーは頻繁にご利用されます。
妻が作る朝・夕の食事は大変気に入っていただき、すべて完食。でも、昼食は誰もいないロビーからカップラーメンをすする音が聞こえてくるのです。
昼も食事の提供できるといいのにね・・と、妻がポツリといいます。

ある日の事です。夕食の前の雑談の中で、お母さんが言われました。
「この子のパンツの上げ下げはもう大変になってしまった」
それを傍で聞いてた息子さんは、ゆっくり頭を垂れ、寂しげな眼差しを私達の方に向けてくるのです。何かいいたそうな素振りが私でも判ります。
聞けばその息子さんは幼少のころより施設で暮らしているとか。

滞在中、一番喜ばれたのがリフト付きの家族風呂です。ホテルで肩まで浸かれるお風呂はそうはない、といって毎日ように利用されます。
最終日に娘さんから要望がありました。「仕事で帰りが遅くなるが、今日もお風呂を使わせて欲しい。施設に帰ったら次に風呂に入れるのは1週間後だから・・」

6日間はアッという間に過ぎました。
帰り際、ご家族皆さんからのお別れの言葉に、「明るさ」と「活力」をいただいた新年のスタートでした。

画像はありません。ご了承下さい。