2017年2月17日金曜日

地元小学生来る!!

屈斜路湖には和琴半島といわれる小さな半島があり、そこでは厳しい冬を乗り越えてミンミンゼミが生息しています。
そんな自然豊かな環境の中、児童数12名、職員数9名の和琴小学校があります。
その小学校の5・6年生3名と先生1名が、UDの勉強に来てくれました。
子供達は地域の人々に見守られながら、毎日元気に過ごしてることが、寒い外で2時間ちかくジーッと待っている車の運転手(おそらく地域のおじさん)の様子でわかります。
UDを学習テーマにあげ、事前学習にも十分な時間を割き、館内案内の際にも熱心にメモをとり、最後には、あらかじめ用意していた一人5問ほどの質問を投げかけてくるのです。
先生からは、地域の人たちを前に、今回の学習成果を発表することになっている、と教えていただきました。どんな発表になるか聞きたいものです。

子供たちにの心に何かが残り、大人になっても一緒にUDのまちづくりが出来ればいいな、と思った一日でした。
たのもしいてしかがの子供たちです。

2017年2月15日水曜日

お客様模様!!

朝食を終えてしばらくたったころ、お客様の大きな笑い声がスタッフルームまで聞こえてきました。。「何事か!」と思って覗いてみると、車いすに乗ったお兄ちゃんのヒゲを,別の家族のお父さんがカミソリを使って丁寧に剃っているではないですか。
お兄ちゃんは満足いっぱいの笑顔を浮かべ、気持よさそうに身を任せています。笑い声はその様子を見ていた周りのお客様からのものだったのです。
その中で一番喜んだのが、お兄ちゃんのお母さんです。上から、下から、斜めから、剃り残しをなくす剃り方に、大感激されたのです。

このお客様はクラブツーリズム(株)ユニバーサル旅行センター主催「杖・車いすで楽しむ旅」というツアーの一行で、札幌の雪まつり、網走の流氷、そして厳冬の摩周湖などをめぐって、最終日に当館に宿泊されました。
たまたま一緒になったツアー参加者同士が、こんなに仲良くなれるものでしょうか?
お客様がフレンドリーな方ばかであるから、とか、添乗員の対応がすばらしかたとか、いろいろ要因はあるかと思いますが、風曜日の宿泊環境がそんなムード作りに少しでも役に立ったのではないかと思うと、こちらも笑顔となるのです。
お兄ちゃん親子と別家族のお父さん,そして添乗員さん。

車いす利用者6名・杖使用者1名 総勢13名の極寒ツアー。

2017年2月3日金曜日

エッ!視察ですか?




1月31日(火)檜山振興局よりUDまちづくり推進責任者2名の視察を受け入れました。
檜山振興局は離島の奥尻町や江差町を含む7町で構成され、北海道新幹線やバリアフリーホテルの開業等を契機に、全町一体となってUDの観光地づくりに取り組んでいる地域です。同じ小さな町のUD観光地づくりとして「てしかがえこまち推進協議会UD部会」の取り組みを参考にしたいとの意向で、移動時間約15時間をかけて弟子屈に来られました。
先方の要望は、
①えこまち推進協議会UD部会の設立経緯や構成メンバー、官と民の連携内容や住民に対
  する啓蒙活動の取り組み状況、
②UD体験ツアーの作り方や現地調査、などです。
「温泉川の足湯」の現地調査

要望に答えるため、関係する団体・個人に声掛けしたとろ、平日にも関わらずUD部会メンバー、観光協会、点字サークル、ネイチャーガイド、役場観光商工課などから14名もの参加がありました。意見交換会では、お互いの悩みや課題などが話し合われ、時間が経つのを忘れたぐらい盛り上がりました。
北海道の南と東にある小さな町のUD観光地づくりです。これからの交流が楽しみです。

意見交換会の様子